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◆ 公演概要

 

阪神・淡路大震災を経験したわたしたち関西の児童劇団(児演協関西支部・全児演関西ブロック)は、以降、被災した各地でボランティア公演を行ってきました。2011年3月11日に起こった東日本大震災ではより長期的な支援が必要と考え、何より忘れないために、そして共に東北の人々の心に寄り添う日をつくろうと、“みんな元気になろう びっくり箱”という演劇祭を企画、毎年実施してきました。2012年3月にはその合同公演として、『ワラシ~秘密基地に棲む妖怪~』を上演しました。

今年は合同公演として、原発事故前後を描いた『空の村号』を上演します。本作は、劇作家の篠原久美子さんが日本・児童青少年演劇劇団協同組合の「震災後の児童・青少年演劇を考える」プロジェクトのために書き下ろした戯曲で、篠原さん自身、震災後現地へボランティアとして赴き、今なお支援活動を続けておられます。篠原さんが実際に現地で見聞きしたことを基に描かれており、児演協の合同公演をはじめ、その他プロ劇団、学生・社会人のアマチュア劇団などで数多く上演されています。元はリーディング上演を想定した戯曲となっておりますが、今回はパントマイムを取り入れた演劇作品として、関西の児童演劇に関わる諸団体の合同公演として上演します。

 

写真1.2

みんな元気になろう びっくり箱および『ワラシ~秘密基地に棲む妖怪~』の様子。

 

 日本児童・青少年演劇劇団協同組合(児演協)について

 

戦後、子どものために演劇を行う専門劇団の全国的な公演活動の広がりを受け、「児童青少年演劇の職業的基盤の確立」、「児童・青少年演劇人の健康と生活の擁護」、「児童青少年演劇に関わる全国的な課題の実現」の3つを目標として、1975年に日本児童演劇劇団協議会(1988年に日本児童・青少年演劇劇団協議会に改称)として設立され、2001年に経済産業省の認可を受け事業協同組合となり、正式名称は「日本児童・青少年演劇劇団協同組合」(略称 児演協)となる。

加盟劇団のジャンルは幅広く、舞台劇、人形劇、影絵劇、パフォーマンスなど多岐にわたる。主な活動の場は、学校、幼・保育園、子ども劇場・おやこ劇場、公立文化施設、他に自主公演など。広く海外公演も行っている。

児演協としては、「夏休み児童・青少年演劇フェスティバル」、「東京都夏の児童演劇祭」、東京都との「参加・体験・感動!ふれあいこどもまつり」、文化庁委託事業の「次代の児童・青少年演劇人育成 連続講座」、演劇鑑賞教室などの事業を実施し、出版事業として児童・青少年ジャーナル「げき」を発刊。また、日本児童演劇協会主催「地方巡回公演」の一翼も担っている。

 

代表理事=大野幸則  組合員数=64劇団

〒160-0023 東京都新宿区西新宿 6-12-30 芸能花伝舎2-4

TEL 03-5909-3064  FAX 03-5909-3065

 

 全国児童・青少年演劇協議会(全児演)について

 

全国児童・青少年演劇協議会(略称:全児演)は、児童・青少年演劇に携わる劇団・個人(プロ・アマチュアとも)、演劇教育に取り組む教師などを中心に、

 ・現代を的確にとらえ、こどもたちが未来をつくる糧となるべき演劇を創造する。

 ・地域に根ざして、活動の向上につとめ、児童・青少年演劇を国民のものにするとと   もに海外との交渉を密にして、国際的な児童・青少年演劇運動に貢献する。

 ・人類の進歩をはばむものには、勇気をもって闘い、それぞれの持ち味を生かしなが  ら、手をたずさえて運動をすすめ、平和で豊かな未来を築く。

を基本理念として、1960年に大阪で設立。

現在は、全国で団体・個人計125の加盟を数え、北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州の7ブロックにわかれて、それぞれに地域の特色を生かしながら活動を展開している。

 

運営委員長=松本則子(人形劇団クラルテ)  事務局長=山本つづみ(鼓座)

〒559-0015  大阪市住之江区南加賀屋3-1-7(人形劇団クラルテ内)

TEL 06-6685-5601  FAX 06-6686-3461

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